CATEGORY:海軍 外套

2016年10月05日

日本海軍 下士官兵外套

寛永です。近頃朝は肌寒くなって来ましたね。台風はいまだ発生し続けていますが…。

日本海軍 下士官兵外套
そんなこんなで外套です。現代ではPコートとも言われていますね。各国海軍で似通ったデザインです。
以前紹介した褐青色外套はボタンが欠損していましたが、こちらは完全です。

日本海軍 下士官兵外套
地質は二号羅紗。ふわっふわです。黒角釦は規格低下の黒染め木製。木目が表に出ています。

日本海軍 下士官兵外套
背面。陸軍の外套と違い、特にパーツが付いていたりはしません。

日本海軍 下士官兵外套
内側。裏地の黒綾織木綿…は平織地で代用、そして面積も大幅にカットされています。ここは熱心に削る割に、袖裏は省略していませんね〜。

日本海軍 下士官兵外套
ホック。褐青色の物より一回り大きいです。

日本海軍 下士官兵外套
記名布。昭和十九年第二衣料廠岡山支廠製・三号です。

日本海軍 下士官兵外套
袖。褐青色のものは鏑袖が省略されています。後述しますが、これは褐青色外套全体で行われた事ではないようです。

日本海軍 下士官兵外套
おまけ。10個の釦が4つに減らされた残虐末期褐青色外套です。
4つの釦のうち2つは略衣作業服などに使う大釦、残り2つは陸軍の角釦呂号。糸から推測すると本来は全て大釦、もしくは本来の黒釦大だったと思われます。それなのに鏑袖はあります。

日本海軍 下士官兵外套
記名布は剥がされています。そうです。少なくとも一度は付いていたのです…。恐ろしや…。

日本海軍 下士官兵外套
裏面。これだけ見るとあまり違和感はありませんね。

日本海軍 下士官兵外套
内部。裏地の範囲は意外と広めです。ですが同じく地質が平織のもので代用されています。


一年前の褐青色外套はこちら→http://kanneitone.militaryblog.jp/e722271.html

それではこの辺りで。名古屋Vショー楽しみですね。




同じカテゴリー(海軍)の記事画像
海軍袴下考
日本海軍  謎の襦袢(答えはwebで)
日本海軍 中着
日本海軍 下士官軍帽(昭7/昭17制)
日本陸海軍 三十年式銃剣(中後期)
日本海軍 下士官兵 白色/褐青色脚絆
同じカテゴリー(海軍)の記事
 海軍袴下考 (2018-09-21 23:01)
 日本海軍 謎の襦袢(答えはwebで) (2017-02-22 19:20)
 日本海軍 中着 (2016-09-08 02:24)
 日本海軍 下士官軍帽(昭7/昭17制) (2016-07-16 21:08)
 日本陸海軍 三十年式銃剣(中後期) (2016-07-13 00:12)
 日本海軍 下士官兵 白色/褐青色脚絆 (2016-06-28 18:19)

Posted by 宇佐見 寛永  at 00:03 │Comments(0)海軍外套

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。