CATEGORY:海軍
2016年06月28日
日本海軍 下士官兵 白色/褐青色脚絆


軍帽の記事?うっ頭が…。今回の記事は 海軍下士官兵へ支給された白色脚絆(白布製)…がS18年勅令第910号により褐青色布製に変更された結果、製作・支給済みの白色脚絆を褐青色に染めた事により誕生した褐青色染め白色脚絆です。地質はドッグ一号、麻製です。裏貼りの生地や紐部分には羽二重金巾も使われています。こはぜ側が内股側になるように着用します。

記名布。昭和18年5月・舞鶴軍需部製です。交付年月は昭和18年9月、舞徴水の記名があります。
製作年月からもわかる通り、この脚絆が作られた当時は純然たる白色脚絆でした。記名布が褐青色に染まっている事からも支給後、服制が変わるS18/12/1以降に染めたことが判断できます。

ボタンはまちまちなものが付いています。本来は三号雑紐釦がついているのですが、それ自体は一つしか残っていません。残念!留紐用の釦が付いていた場所が「絞り」の原理で白く染め抜かれています。


こはぜとこはぜをかける糸かがり。支給された方には大きかったのか、内側に一列追加されています。こはぜも数個別のものが混ざっています。一つは昭和12年(皇紀2597年)のものでしょうか。


竹の会さんに製作していただいた白色脚絆とツーショット。
こうなると白色の実物も欲しいですね…。それでは。