CATEGORY:海軍 外套 褐青色
2015年12月21日
日本海軍 下士官兵外套(褐青色)
お久しぶりです。今日は冬至前日ということで(無理やり)、外套の紹介です。


題の通り紺ではなく褐青色の下士官兵外套です。残念ながら左のボタンが一列外されています。(もともと付いていない個体もあったそうですが、これにはついていた跡がありました。)


画像は大正3年と昭和17年の海軍服制です。言い回しは変わりましたが形状は変わっていないですね。

襟の立ち上がり。製式の通り、頭巾の類をつけるための釦はないです。

裏地。最初裾まであった黒綾木綿の裏地は、昭和10年代末からどんどん減らされていきます。そして、綾織から平織やその他の雑帛で代用されるようになります。

が、袖裏は省略されていませんね…。

内側ポケット。ちょっとしたものなら入ります。右上の白い点はボタンが縫い付けられていた痕跡です

左「ポケット」。内側からは1963年の新聞の切れ端が出てきました。20年近く使ってたんですね…。
左側のボタンを外した痕跡がわかりますでしょうか?

記名布。昭和19年製3号です。よく見ると「三」が上下逆さに捺されていますね。貸與品と見ると陸戦隊被服を想像してしまう…。そういえば褐青色の外套は貸與品ばかり出てますね…。

紐釦(チュウコウ)改め釦とボタンホール。ボタンが大きいためかなり頑丈に作られています。

この外套の釦は木製です。形状は変わっていませんが、材質はベークライトなど時代によって変わります。

ホック。鉄製です。

蛇足ですが、着用するとこんな感じ。陸軍外套と比べるととても丈が短いです。
さて、いよいよ受験まで一カ月を切りました。しばらく更新も停止しようかと思います。それではまた。


題の通り紺ではなく褐青色の下士官兵外套です。残念ながら左のボタンが一列外されています。(もともと付いていない個体もあったそうですが、これにはついていた跡がありました。)


画像は大正3年と昭和17年の海軍服制です。言い回しは変わりましたが形状は変わっていないですね。

襟の立ち上がり。製式の通り、頭巾の類をつけるための釦はないです。

裏地。最初裾まであった黒綾木綿の裏地は、昭和10年代末からどんどん減らされていきます。そして、綾織から平織やその他の雑帛で代用されるようになります。

が、袖裏は省略されていませんね…。

内側ポケット。ちょっとしたものなら入ります。右上の白い点はボタンが縫い付けられていた痕跡です

左「ポケット」。内側からは1963年の新聞の切れ端が出てきました。20年近く使ってたんですね…。
左側のボタンを外した痕跡がわかりますでしょうか?

記名布。昭和19年製3号です。よく見ると「三」が上下逆さに捺されていますね。貸與品と見ると陸戦隊被服を想像してしまう…。そういえば褐青色の外套は貸與品ばかり出てますね…。

紐釦(チュウコウ)改め釦とボタンホール。ボタンが大きいためかなり頑丈に作られています。

この外套の釦は木製です。形状は変わっていませんが、材質はベークライトなど時代によって変わります。

ホック。鉄製です。

蛇足ですが、着用するとこんな感じ。陸軍外套と比べるととても丈が短いです。
さて、いよいよ受験まで一カ月を切りました。しばらく更新も停止しようかと思います。それではまた。