CATEGORY:海軍

2016年06月21日

日本海軍 衣嚢(内嚢・外嚢)

ご無沙汰しております。最近色々と忙しく、更新が途絶えておりました。本日はサクッと(サクッと?)短めの記事を書こうと思います。

日本海軍 衣嚢(内嚢・外嚢)
海軍の下士官以下が被服類を仕舞っていた衣嚢です。帆布で作られています。

日本海軍 衣嚢(内嚢・外嚢)
外嚢の底面。外嚢は部隊からの貸与品の為、名前ではなく番号が書かれています。なぜここまで目立つように書いてあるのかというと、衣嚢を収納する際はこの面を外側にしているためなのです。写真を用意出来なくて申し訳ないのですが、衣嚢を収納する場所というのは「蜂の巣」のような構造になっています。(転じてそこに人間が突っ込む罰直にも「蜂の巣」と名付けられていますが)その為、収納すると隠れてしまう側面ではなく、底面に番号が書かれているわけです。
記名布も側面に付いているのですが、外されたのかありませんでした。

日本海軍 衣嚢(内嚢・外嚢)
日本海軍 衣嚢(内嚢・外嚢)
内嚢は支給品の為、底面に記名布が縫い付けられています…が、外されていました。内側には「さ」「わ」の字が書かれていましたが、沢○さんに支給された物だったのでしょうか?

日本海軍 衣嚢(内嚢・外嚢)
紐を通す鳩目。左側が内嚢のもの、右は比較用の釣床のものです。さすがに双方重量物を支えるものの為、かなりゴツく縫われています。

日本海軍 衣嚢(内嚢・外嚢)
本当は実際に中に仕舞ってみたかったのですが、被服衣嚢双方を無駄に損耗させそうで不安だった為、こんな写真でお茶を濁してみます。帽子缶もピッタリ収まり、上手いこと出来ているなぁと改めて実感しました。

ちなみにこの衣嚢、身近な物だったが為に手箱・釣床と並んで罰直の道具として重宝(?)されていたようです。嫌じゃありませんか軍隊は……。
ではでは。




同じカテゴリー(海軍)の記事画像
海軍袴下考
日本海軍  謎の襦袢(答えはwebで)
日本海軍 下士官兵外套
日本海軍 中着
日本海軍 下士官軍帽(昭7/昭17制)
日本陸海軍 三十年式銃剣(中後期)
同じカテゴリー(海軍)の記事
 海軍袴下考 (2018-09-21 23:01)
 日本海軍 謎の襦袢(答えはwebで) (2017-02-22 19:20)
 日本海軍 下士官兵外套 (2016-10-05 00:03)
 日本海軍 中着 (2016-09-08 02:24)
 日本海軍 下士官軍帽(昭7/昭17制) (2016-07-16 21:08)
 日本陸海軍 三十年式銃剣(中後期) (2016-07-13 00:12)

Posted by 宇佐見 寛永  at 01:04 │Comments(0)海軍

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。