寛永第一衣糧廠

海軍の襟飾です。俗称で水兵ネクタイなんて呼ばれたりもしますね。


勅令第226号(大正11年)の海軍服制改正で明治以来の一枚の布から変更されたタイプです。更に末期になると幅が半分へ減らされます。やったね海軍さん生産性が増えるよ！


生地は黒繻子(しゅす)です。サテンサン！


折り目をつけなければ図のような細長い長方形です。幅は約12.5cmで、長さは1m強と改正後の兵用軍帽前章より長いです。


製作工場は横須賀軍需部、年月は昭和18年10月です。襟/飾簡略化され始める時期の直前ですね。
昭和17年の海軍給与令によれば1人に2つ支給されるそうなので、自分以外に少なくとも1つ同じ入籍番号入りの襟飾が存在している(もしくは過去形ですが)ということですね。集めたら願いが叶うかもしれません()