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2015年10月09日
日本海軍 初期型雑嚢

海軍の雑嚢です。海軍独自の言い方では糧嚢と言います。「陸戦隊の歌」の歌詞にも「し〜ろい脚絆に〜糧嚢しょって〜」と登場します。
やはり海軍雑嚢と言えばこの真鍮地に赤茶の塗装ですよね!昭和十二年の上海陸戦隊の演習写真では圧倒的に革尾錠の中期型が多かったですが…。(初期の雑嚢が消えたわけでは無く、終戦まで生き残っています)
陸戦隊を装備を集める人にとっては水筒と並んで避けられない壁でしょう。最近hikiから複製品が出ましたが、私はまだ買っていません…。

大まかに分けて側面左右、蓋と嚢の裏面、嚢の表側、仕切りの計5枚で構成されています。生地は麻の平織りです。

大きさが伝わるといいな(願望)


蓋締紐は長方形に×、中締紐は一文字に縫い止めてあります。

ああこの色!!!!!!

この色!!!!!!!

調節用のホックもついています。

上の4桁が部隊の番号なんでしょうけれど…自分ではわかりませんでした。
少なくとも80年は経っていますが、それを感じさせないほど頑丈です。さすがにスレが目立ちますが、米を満帆に入れてもなんともなさそうです。